要介護高齢者への食事支援と健康観~おいしく、楽しく、美しく摂食障害の実力~(第2回)

要介護高齢者への食事支援と健康観~おいしく、楽しく、美しく摂食障害の実力~(第2回)

薬剤服用適正化への4つの適正化への4つの提言

1.入居時と3ヶ月後でまったく薬が変更になっていない

2.入居.入所後、処方が1年間変わっていない

3.薬剤を6種類以上飲んでいる

4.口腔乾燥が目立つ

    (ホーム入居後は食事の管理は安定するので、高血圧や糖尿病は入居前より安定しているはず)

  都内某区の特別養護老人ホーム入所者:60名について

栄養  AIb(血清タンパク質3.8~5.3)3.8未満:24名

    BMI(18.5~25)18.5未満  :25名

    体重減少率高リスク:9名, 中リスク:24名

食物形態   常食を摂取している人に低栄養はいない

  1.6ゼラチンゼリーの効用

    1.食べやすい(嚥下しやすい) べたつかない 密度が均一 適当な粘度があってバラバラになら

       ない

     2.安全性が高い   18度以上で溶解する

    3.親水性がある   NH3+,COOH- (親水基, 遊離基を含む)

形のあるものを食感を得ておいしく、楽しく食べる

  唾液の効用 1.円滑作用: 食べやすく、飲みやすく、話しやすくする

2.溶解作用: 味物質を溶かし味蕾と反応させて味覚を生じさせる

        3.洗浄作用: 食べ物を粘膜や歯の表面に付着させることなく掃除する

4.消化作用

        5.保護作用

        6.緩衝作用: 唾液の炭酸、重炭酸、リン酸が口腔内のPHを一定に保ち虫歯の予防

7.抗菌作用: リゾチーム、ペルオキシダーゼ、免疫グロブリン、ラクトフェリンなど、抗菌,抗ウィルス活性を高める

  唾液は生体防御機構の役割を担っています  (高橋)