無理なく続ける運動と健康づくりのコツ(第12回)

無理なく続ける運動と健康づくりのコツ(第12回)

運動することを一つとってみても、まずは、お誘いする、一緒に運動しようよと言う。また、いろいろ知識がある方は助言が出来るかも知れません。たとえば、「こういうふうに運動するといいらしいよ」「こんな簡単なことだけど、これで腰痛の予防にいいらしいよ」ということを伝えて頂く。また、そんな知識は一切必要なくて、やっていて、「この人偉いな、がんばっているな」と思ったらそれを励ましてあげる、応援してあげる、それから理解してあげる、共感してあげる、さらに「すごいね」とほめてあげる。

座っている状態と立っている状態で身体活動量として違いがあるかというと、私たちは強度をまず考えます。この強度では、単位としてメッツが使われています。座っていて安静にしている状態が1メッツです。これを基準として1に対して何倍エネルギーを使うかを考えます。

ずっと続けていたら少し息が上がってくるなと言う程度に歩くのが3メッツで、座っている状態の3倍の強度があることになります。できれば3メッツ以上の運動、体を動かすことを生活の中に取り入れましょうと言う事がまず推奨されています。

では、立ったらどうなるのかというと、静かに立つと1,2メッツほどあるようです。座っているより、やはり立っているほうがエネルギーは使っている。というのも自然に立っているだけでもバランスを自然にとっているわけです。何も考えていなくても。刺激が筋肉を収縮したりしてバランスをとっています。(高橋)