無理なく続ける運動と健康づくりのコツ(第13回)

無理なく続ける運動と健康づくりのコツ(第13回)

しかし、立つだけですと、体を少し動かすことに比べればエレルギーをあまり使いません。ただ立つだけでは、他の体を動かすことと同じくらいのインパクトはあまり期待できないかもしれません。

では、なぜ座りっぱなしはやめましょうと言うのか。座っているあいだは血管などが圧迫されていて血のめぐりが悪い状態です。災害などが起こって避難所生活が続いたときにまず注意喚起されることの一つに、エコノミークラス症候群を予防しましょうということがあります。ずっと座っていて足も圧迫されていて動かさない状態だと血の塊ができやすくなってしまいます。それで血管が詰まってしまうことを予防したいということで、なるべく足を動かすようにすることが推奨されています。

普通に生活している中でもこの圧迫は起こっているわけですので、座る時間を中断する、立つのを入れると言う事自体はまずとてもすばらしいことです。それにできればせっかく立ったので、そこからふらっと歩いてみるとよりいいのではないかと思います。(高橋)