ノロウィルスによる感染性胃腸炎は冬季に多く見られます。感染性が強いため、幼稚園や学校菜との集団生活の場で子供がノロウィルスに感染し、その家族にも感染してしまうというケースもよくあります。
主な症状は吐き気、嘔吐、下痢などで、小児では嘔吐が多く、成人では下痢が多いことが特徴です。抵抗力の弱い小児や高齢者が感染すると重症化することがあるので、このような家族がいる場合には、家庭内での二次感染がさらに重要になります。
ノロウィルス感染者の嘔吐物には、ノロウィルスが大量に含まれており、処理方法を誤ると容易に感染してしまう恐れがありますので、以下の方法で嘔吐物の処理や消毒を行いましょう。
① 嘔吐物を処理するときは、マスク、手袋、ビニールエプロンを着用する。
②嘔吐物は飛散しないように、ペーパータオルや使い捨ての布で静かに覆い、外側から内側へぬぐい取り、静かにビニール袋に入れる。 ③汚物が付着した床やカーペットは、一般に市販されているハイター等の塩素系漂白剤0.1%濃度(500mlペットボトルの水道水にペットボトルのキャップ2杯の塩素系漂白剤が目安)の消毒液で浸すように拭き取る。 ④着用したマスクや手袋等はビニール袋に入れて破棄する。 ⑤ドアノブや手すり、スイッチなどを介して感染することもあるので、塩素系漂白剤0.02%濃度(500mlペットボトルにキャップ半杯が目安)の消毒液で拭き取る。 ⑥消毒後は石鹸でよく手を洗い、窓を開けて十分な換気を行う。 (高橋)
