無理なく続ける運動と健康づくりのコツ(第7回)

無理なく続ける運動と健康づくりのコツ(第7回)

趣味の日曜農園は、運動していることになるか?

まず「日曜農園」から考えてみるとこれも体を動かすという意味では健康上も素晴らしい意義があると言えますし、「子供と遊ぶ」も健康上の意義があると言えます。次に考えることは、十分な強度か十分な量かと言う事になります。日曜農園の中でも様々な作業があります。腰をずっと落として行う草取りも体を動かしていますし、いろいろな頭も使います。しかし、ずっと同じ作業続けていると、たとえば、腰を痛める可能性があるとか、強度としてはもうちょっと高いものを取り入れたいと言う事があるかもしれません。そういった場合には追加で何か別の体を動かすことを取り入れたほうがいいということになるかもしれません。

それから次に、子供と遊ぶことについては、体を動かして遊ぶ、孫の面倒を見る、自分も一緒に色々なところに出かけて歩いている、孫を抱えて上に持ち上げることなど、強度の高いものが含まれていれば非常に健康上の効果もあります。筋肉にも大きな刺激があると思われます。

たとえば、十分に仕事や生活の中で歩いている方であっても膝や腰の痛みの予防にストレッチングを入れたほうがより今の生活を続けられることに繋がります。自分も生活の中で何か体を動かしていると思える方はそれに自信を持っていただくのが第一です。それから次にプラスで風呂上りにストレッチングをいれられないかなどを考えて頂くのが大事になってきます。

1人で運動するよりほかの人と一緒に運動する方がよいか?これは意外なというか、ほんとということを示す研究があります。運動自体は、誰と行ってもエネルギーを消費する量は変わらないわけですが、グループで行うスポーツ活動に参加している人のほうが一人で運動やスポーツに取り組む人より寝たきりなどの要介護になるリスクが低いことを示す研究結果がいくつもでています。

これは複数の人とやることでそもそも効果が違う可能性や、いろいろな人と運動できるような人がそもそも健康上の様々ないいことを行っていたり、遺伝的なものがよかっただけという可能性も残ってはいます。しかし、まず考えられることは、他の人と一緒に行う運動、たとえば、スポーツで考えてみるとよりコミニュケーションを取る必要があるとか、高齢の方々で地域の中で集まって運動などをされる方はそこに来た方とのコミニュケーション、人と人とのつながりの中で色々な健康に関する情報や気遣いなども生まれるということ。それにより自分の健康に関するいろいろな認知が高まること。(高橋)