日本大学病院消化器内科の市民公開講座にいきました

日本大学病院消化器内科の市民公開講座にいきました

第3回おなかの教室

治せるがん・防げるがん~はやく見つけて!早く治そう!~に参加しました。

まず、肝がんとウィルス退治!という内容で、消化器内科医長・超音波室長の小川先生と外来医長の山本先生の講演でした。

10月くらいのNHKのプロフェショナルの放送で消化器外科の高山先生が出演されました。しかし、肝がんなどの消化器のがんはまず内科を受診してくださいとのことでした。肝がんは造影検査が必要で、エコー検査は侵襲性がないが、術者の経験によって結果が左右されるそうです。腫瘍マーカーはあまりあてにはならないとのことです。

肝炎ウィルス検査、特にC型ウィルス検査は41歳以上は必ず実施。前がん病変から早期がんそして進行がんとなり、肝がんは進行とともにいろんなところに浸潤するとのことでした。腫瘍生検は数㎜でも確定診断ができるとのことでした。

外科的治療は治療後に肝硬変になったら困るので、抗がん剤(分子標的薬)を使うそうです。

よい治療を受けるには先ず、内科でラジオ波熱凝固療法が代表的で、太い血管は凝固されず、3cm以下3結節以内の血管が凝固されるそうです。肝不全には適応されないとのことでした。内科的治療は追加治療ができるということでした。肝動脈塞栓術は多発肝がんに適応で、肝がんに対するいわゆるカテーテル治療だそうです。

新しいC型肝炎治療薬はインターフェロンを使わないので、副作用がすくなくなったとのことでした。その上成功率が高くなったとこのとでした。

治療のスライドが映像として説明を加えての講演だったので、とてもわかりやすかったです。(高橋)