症例1:51歳、男性、脂質異常症、心筋SPEⅭTが異常でした(虚血心筋あり)動脈硬化プラークがべっとりとあります。血管造影でも不自然な血管の狭小かがあり。CTで経過を追ってみるとプラークの顕著な改善はないものの、内科療法によって心事故なくけいかしています。
症例2:40代男性、BⅯI28。糖尿病HbA1c6,5%高血圧症にて降圧剤内服中。息切れを主訴に来院、BNP60pg/ml。胸部Ⅹ-P撮影。ⅭTR51%、心エコーにて心機能低下。虚血性心疾患精査のため、CT冠動脈造影施行。左前下行枝近位部の冠動脈プラークがあり、冠危険因子が累積している方であり、ⅯSⅭTでは冠動脈プラークが存在した。心不全のコントロールと脂質低下療法による動脈硬化安定療法を開始した。この1,5年の間心事故なし。
心臓核医学検査;アイソトープ(放射性同位元素)を用いて心臓を撮像するシンチカメラ。静脈注射したアイソトープは目的臓器に流れて行って停滞します。核医学検査(RI検査、シンチグラフィ)は放射性医薬品を体内投与し、Emission放射は半導体検出器による高感度・高解像度・高エネルギー分解能を備えたガンマカメラを使います。Ⅹ線検査はⅩ線を照射して、フイルムまでTranmission透過します。
心筋血流検査:心筋血流イメージングでは3次元立体構造の心臓を断層像(輪切りの像)として表すことが多いです。心臓は筒状になっていますから、正常では短軸像でド―ナツのように見えますし、水平長軸像や垂直長軸像では馬蹄形(U字型)に見えます。心臓の筋肉の血流の足りない部分を見ることによって、3本の冠動脈のどこに問題があるか分かります。
心電図同期心筋血流イメージング:負荷誘発性虚血の大小、負荷後EFの違いによるAⅭS心事故率の違いは虚血心筋量が左室の5%未満群と負荷後のEF性状(8framegatingで45%以上)群のAⅭS心事故率は年間1%未満であった。(高橋)