東京都医師会の新型コロナウィルス感染症の講習会に行きました(第2回)

東京都医師会の新型コロナウィルス感染症の講習会に行きました(第2回)

PⅭR検査について。ウィルス量は発症から5日までが多いため、PⅭR検査もその時期が検出率が高くなります。発症前は検出されにくく、感度は高いがインフルエンザの検査よりは低く、70%です。抗原検査よりは感度が高いが、結果までに1~6時間要します。抗原検査は短時間(約30分)で判定可能ですが感度が低く、疑陽性が起こり得ます。

薬について。レムデシビルは症状のある期間を30%短くした。しかし、早い時期に使用しないと効果はない。デキサメタゾン4mgは酸素が必要な患者、人工呼吸器が必要な患者の死亡が減少した。

新型コロナの特徴は、何といっても症状が出る前の無症状の時期にも人にうつすことがあります。季節性インフルエンザは発症後2日くらいがウィルスの排出量のピークで、新型コロナウイルス感染症では発症前2日が感染性のピークです。発症から10日後から感染性はなくなります。発症から15日目を過ぎると、重症または免疫不全者でウィルス培養できるのは5%未満です。ウィルスが培養できる最長期間の報告は20日目です。

家庭内感染では4家族に1家族です。発症前からマスク着用で、79%発症が抑えられます。感染ハムスターから感染していないハムスターの場合。お互いにますくをしていないと66,7%感染して、感染していないハムスターだけがマスクをしていると33,3%感染し、感染ハムスターだけがマスクをしている場合は16,7%感染します。新型コロナに感染した2人の美容師が139人の客とそれぞれ15分以上接した場合、美容師と脚の全員がマスクを着用していたら、客の誰も新型コロナに感染しなかったということで、マスクを”常に””正しく”着用することで新型コロナの拡大を抑制できます。

感染防止の基本は手指衛星で、外出先から帰った時、くしゃみや鼻をかんだり、目を触ったり、うがいをした時、食事の前後などです。

協同で使う物品には消毒をしましょう。(高橋)