帝京大学の公開講座に行きました(第1回)関節リュウマチ?それとも・・・?

帝京大学の公開講座に行きました(第1回)関節リュウマチ?それとも・・・?

まず「平均寿命」のお話です。今年もまた平均寿命が延びたことが発表されました。実は平均寿命とは、お亡くなりになる方が男性平均80,2歳、女性は86,2歳というわけではなく、今ゼロ歳で生まれた方が特に大きな天変地異がなければ平均するとこのくらいの年齢まで生きるだろうということを示しています。それでは、今70歳の方が「私はあと何年くらい生きるのかしら?」というとき、この「あと何年」を何というかご存知でしょうか。それは平均余命といって、今70歳の方は男性で平均約15年、女性であれば約19年行きます。

「ゼロ歳児が普通に生きても86歳なのに、なぜ今、70歳の私が90歳近くまで生きるのか?」ということですが、今70歳まで生きている方はもう幼少期をくぐり抜けてサバイバルされた方なので、平均寿命よりも長生きするのです。ですから、平均寿命もあたりで亡くなるわけではなく、90歳の方はあと5年、85歳の人はあと7年、80歳の人はあと10年近く生きることになっています。

しかし、平均寿命が延びても、介護なしで自立した生活が出来なければ、好きなこともなかなかできません。そこで、平均寿命とは異なる概念として「健康寿命」ということが最近言われるようになりました。実は、我々が年をとっても幸せに自立して過ごすためには、この健康寿命を延ばすことが重要なのです。

今のところ健康寿命、つまり日常生活に介護が必要ない年齢は男性では約71歳、女性では約74歳です。これも平均寿命と同じく、ゼロ歳児の健康寿命ですから、今71歳の男性は介護が必要になるという話ではありません。ゼロ歳児がこのままいくとその年齢あたりから介護が必要になってくるというお話です。

男性の場合は平均寿命が約80歳、健康寿命が約71歳ですから、その差が9年、女性の場合はその差が12年ありますがこの差をなるべく縮めたい。いわゆるピンピンコロリです。亡くなる直前まで、なるべく自分のことは全部できて他人に迷惑を掛けずに済むようにしようということです。

健康寿命を延ばすためには健康寿命を延ばす生活習慣が必要です。厚生労働省が「スマート・ライフ・プロジェクト」というものを行っています。スマート・ウォーク(適度な運動)、スマート・イート(適切な食生活)、スマート・ブレス(禁煙)というようなことを提唱しています。

その基本的なポイントは「テクテク」「カミカミ」「ニコニコ」「ドキドキ」といった4つのキーワードで示されます。

厚生労働省は「健康作りのための運動指針」を策定し、生活の中で、運動しましょうと呼びかけています。そのために、まず歩くことから始めましょう。1日30分を目標に、息が弾む程度のスピードで明るく楽しく安全に運動を通して健康づくりを提唱しています。

「カミカミしましょう」には「自分の歯をなるべく大切にしましょう」という意味も含まれています。和食のパワーをなるべく活かして、バランスある食事をよく噛んで食べましょうという事です。せっかちに食べてはいけません。口を大きく開けて食べる事も大切です。

ニコニコすることにより、免疫力がアップして、ストレスの解消にもなります。

いつになっても会える友達がいる。行きたいところがある。社会に参加して貢献することができる。このようなことをなるべく続けるようにしましょう。(高橋)