健康長寿のための3要素とは何でしょう? 1.メタボ予防(内臓脂肪症候群)2.ロコモ予防(運動器症候群)3.認知症予防であり、健康に関連した筋肉の3つのはたらきは1.あらゆる運動のための運動器としての働き 2.体温を保つための熱源としての働き 3.内分泌器官としての働き(生理活性物質としてのマイオカイン)
高齢者が、要介護を引き起こす3大要因は、認知症、脳卒中、運動器の機能低下であり、原因としては、認知症、脳血管疾患、関節疾患、骨折.転倒で70%以上、他は高齢による体力の衰弱、パーキーソン病、脊髄損傷、視覚障害、癌などです。
そこで、筋肉を鍛えてロコモティブシンドローム予防をしましょうということになります。ロコモとは運動器の障害により移動能力が低下し、要介護あるいは要介護の危険性が高い状態のことです。ロコモの原因は、1.運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)加齢に伴う様々な運動器疾患:変形性関節症、脊柱管狭窄症、関節リュウマチなど 2.加齢による運動器機能不全:加齢による筋力低下、持久力低下、運動速度の低下、バランス筋力低下などです。
サルコペニア(加齢性筋減弱症)は、加齢に伴って萎縮する筋が、あります。足腰体幹は、いずれも日常生活にとって大事な筋肉です。40から加速度的に筋肉が落ちます。その中で一番大切なのは、大腿四頭筋です。転倒の最大の危険因子は筋力低下で、他は歩行障害、バランス障害、視覚障害、関節炎、ADL障害、抑鬱、認知障害です。(高橋)