osekkai が子供を救う。11月は児童虐待防止推進月間です。

osekkai が子供を救う。11月は児童虐待防止推進月間です。

9月4日東京都歯科医師会と東京都医師会主催の研修会に行ってきました。

地域医療を支える一次医療機関では、虐待が疑われる子供や様々な問題を抱えた家族(要支援家庭)と出会う可能性があり、地域の支援につなげる役割が期待されています。一次医療機関とは、救急医療をしていない医療機関です。二次医療機関とは、病院で、救急体制が一部の診療科しかない病院です。三次医療機関は病院の内でほとんど全科の診療科で救急体制が整っている病院です。今回の研修会では、町のお医者さんと言われる一次医療機関を対象とした研修会でした。

歯科医院では、子供の患者さんがいらっしゃった時に、もし頬に歯型がついていたら、どうでしょう?

咬むと言う行為は極めて本能的・原始的な行為であり、虐待以外の可能性で受傷することはほぼないうことでした。咬傷は特に受傷後間もない場合、加害者特定が出来る可能性があるということでした。

一次医療機関としては、二次医療機関と連携、三次医療機関には医療コンサルタント、児童相談所に相談する必要があり、医療機関間連携体制をとるということでした。「2-6-2の法則」・・・関心のある医療者2割、普段は無関心の医療者6割、関わるのはごめんだと思っている医療者2割からトレーニングを受けている医療者2割、関心を寄せている医療者6割、関わりたくない医療者2割へという希望を東京都児童相談所は持ちたいということでした。(高橋)