東京都医師会の新型コロナウィルス感染症の講習会に行きました(第8回)

東京都医師会の新型コロナウィルス感染症の講習会に行きました(第8回)

在宅療養者は家庭内で感染域と不感染域の分離が難しいです。

介護職と医療職の意識の違いに配慮。

介護・福祉職の方が在宅での療養者の生活を支えてくれている。感染症や感染予防対策に対しては、医療職とは教育の違いがあるので、不安に思うのは当たり前のこと。→不安なくケアに入れるように、新型コロナウィルスに対する正しい知識、ケア方法が行えるようにサポートすることが大切です。いつでも連絡できる体制作り。在宅で生活される方が、どのように過ごしたいかを多職種で共有し、支援していく。

訪問看護ステーション内での対応⑴ステーション内の感染予防対策(感染対策委員)手洗い・うがい。マスクは基本。発熱や症状出現者に対応した後、基本的には帰宅。ステーションに入る場合はシャワーや着替えをする。食事前後のテーブルやPⅭ・トイレ・ドアノブなど良く触れる部分の定期的なアルコール消毒。⑵リスク管理。職員に陽性者が出た場合等、万が一訪問を縮小せざるを得ない時の訪問の優先順位のリストアップ。感染防護対策物品準備(マスク・消毒薬・手袋・使い捨てガウン・ゴーグル・フェイスシールド等)⑶情報共有の在り方。ご利用者様のPⅭR検査・結果状況、感染対策情報等を共有する。オンラインを用いたカンファレンス(距離を保っての対面式も併用)⑷休みやすい体制。37,0℃以上、感冒症状出現時(家族出現時にも)は遠慮なく休む→休業日扱いで雇用調整助成金の申請。発熱者やPⅭR検査施行の利用者へ対応した職員→結果がわかるまで自宅待機して、職員同士がお互いサポートし合う。

訪問看護ステーションの地域での役割

⑴地域の訪問看護ステーション同士のつながり、支え合う。感染防護対策物品の共同購入・準備。それぞれのステーションでの状況や関連制度や助成金などの情報共有。管理者間のグループメールやオンラインでの会議を活用。万が一、休業せざるを得ないステーションがでた時の他ステーションのサポート⑵地域での情報共有の在り方の検討。現状では陽性者が出た時は、保健所→ケアマネージャー→サービス提供者。新宿区では新宿区新型コロナウィルス対策医療介護福祉ネットワークの運用。⑶入院・入所するとなかなか面会できない現状から、じたくでの療養を選択する方が増えている実感。→様々な在宅サービスが途切れない様に地域全体で支援⑷今後、新型コロナウィルス陽性でも自宅で最期を迎えたいと希望した方へのサポートを地域でどう支援していくか→日々のAⅭPが重要。

~提供”株式会社ケアーズ白十字訪問看護ステーション”~(高橋)