従来の人生観は定年退職して余生を楽しむということでしたが、これからの人生観は定年退職してからが一番大切で第3の人生を自分でクリエイトしていかなければなりません。定年までが助走でそれからがポップステップジャンプ。生きがい、お金、住まいなど、引きこもりが心配です。これまでの高齢者を参考にしてはいけません。第3の人生の自由時間に注目してみると、平均的なサラリーマンで見た場合、20~60歳では7~10万時間、60~80歳では10万時間以上です。第3の人生における様々な問題は医療・介護、お金、生きがい、住まい、健康、エンディングなどです。第3の人生全体を概観すると、健常期→要支援・介護期→死。健常期では楽しむことです。旅行、イベント、パソコンetc。そして備えることです。学ぶ(病気、医療、介護)示す(リビングウィル)考える(お金、住まい、遺言、成年後見)。要支援・介護期では虚弱化していくのでケアサイクル、医療・生活・介護のサポートが必要で10数年続きます。死の前には残された人のため遺言・遺産のことを考えましょう。自分で人生の計画を立てましょう. 在宅での医療行為は在宅療法として認められているのは、一部だが医師が訪問して行う医療には原則制限がありません。在宅療法としては、在宅酸素療法、在宅人工呼吸療法、在宅中心静脈
栄養療法、在宅経腸栄養療法、在宅自己導尿など。在宅療法以外では末梢点滴、輸血、抗生剤治療、吸引、腹水穿刺など。社会的対応では緊急時往診の可否、夜間・休日往診の可否、介護との連携、病院との連携性など。高齢者医療対応では末梢点滴や抗生剤治療、吸引などが不可欠、さらに往診などの対応の差があるため、どうしても医療機関ごとの対応に差異が生じてしまいます。(高橋)