昨日の日曜日、御茶ノ水にある順天堂大学でセミナーがあったので行って来ました。
腎・高血圧内科教授の富野康日己先生の最後のセミナーでした。
生活習慣病としての、高血圧、糖尿病、慢性腎不全の患者さんを多くご覧になってこられた先生の今までの患者さんとの関わりや、注意点などの講演でした。
生活習慣病は患者さんと医療者が一緒になって治療をしないと意味がないということでした。例えば、血圧は病院で測ることより毎朝起きた時に測ること、尿の色は自分で観察すること、1型糖尿病は全身の病気なので食事と運動療法は自分で気を付けることが一番だそうです。
医師も人の子です。「患者さんは言いたいことをまとめて話すようにしてください。」とのことでした。3分くらいの診察時間しかないので、要約して順序よく話して欲しいとおっしゃっていました。
そのほか、認知症は脳の糖尿病と言われ、予防は睡眠時間を十分にとり、朝ご飯は食べる、間食や夜食はしないこと。
今、ジェネリックの薬がありますが、薬のコーティングが合わないこともあります。異常があった場合はすぐに薬を変えるようにとのことでした。(高橋)