都立駒込病院の公開講座に行きました(第2回)

都立駒込病院の公開講座に行きました(第2回)

厚労省が指針で検診を勧める5つのがん(日本対がん協会)

①子宮と子宮がん・・・若い世代に増える子宮頸がん。がんの出来る部位のよって子宮頸がんと子宮体がんにわかれます。子宮頸がんは若い世代に増加しており、ヒトパピローマウィルスと言うウィルスの感染に関係が深いがんです。子宮頸がんは早期発見すれば、治りやすいがんです。

②乳房と乳がん・・・マンモ検診で早期発見。年間1万人以上の方が亡くなっています。壮年期の女性に多く、35歳以上の方の死亡率が増加しています。早期発見が重要で、早期に見つかれれば比較的治りやすいがんです。この40年間で死者は5倍にも増えています。

③大腸と大腸がん・・・食の欧米化で増加傾向。年間約5万人の方が亡くなっています。死者は胃がんを抜いて第2位になりました。食生活の欧米化に伴って、患者数は増え続けています。部位別には、直腸とS状結腸のがんで約7割を占めます。最近は飲酒との関係も指摘されています。

④胃と胃がん・・・男女合わせてがん罹患率トップ。日本人に多いがんです。死者は肺がん・大腸がんに次いで3位ですが、年間約5万人の人が亡くなっています。食事や生活習慣の変化で若い世代に少なくなっていますが、食塩を多く取る地域に多いなど食生活との関係が多いがんです。

⑤肺と肺がん・・・女性にも急増でがん死亡率トップ。最も死亡率の多いがんで年間7万人以上の方が亡くなっています。喫煙との関係が深い事が科学的に証明されていますが、非喫煙者にも罹患します。1998年以来、死亡率がトップです。(高橋)