東京都医師会の新型コロナウィルス感染症の講習会に行きました(第9回)

東京都医師会の新型コロナウィルス感染症の講習会に行きました(第9回)

新型コロナウィルス感染症におけつ在宅療養者・家族への支援の在り方について(介護支援専門員における感染症への対応と高齢者・家族への支援)

利用者にどのような状況がおきていたのか

①限られた情報による不安。テレビ情報による不安のあおり、過剰な反応、心理的不安のあおり、過剰な反応、心理的不安の増大、高齢者は死亡率が高いと言う報道②発熱時の困難。少しの発熱で訪問看護も訪問介護も訪問しない主治医もコールセンターも応答がない。家族対応か、ケアマネージャー対応か③サービス利用への思い。人が大勢集まる所と言う意味ではディサービスにいくのも不安だが、行かないと入浴もできないし、食事もとれない。ディサービスが中止になったら困る、と本人も家族も訴えながら、感染症への恐怖も消えない、サービス自粛への家族と本人の考え方の違い。

ケア―マネージャーに何が起こっていたのか

①自分が感染源とならないかの不安。訪問の拒否、訪問の自粛、行かざるを得ない独居対応。状態把握が困難になる。②感染の中でのサービス調整への不安.。今まで通りにサービスを勧めていいのか?サービス事務所のそれぞれの対応に戸惑う。代替サービス調整の困難。③発熱者などへの対応困難、搬送手段がない。検査体制が整わない。受け入れ病院が少ない。入退院連携の情報共有の難しさ。④正確な情報、感染防護の知識。状況に応じた感染防護は何をどこまですればいいのか?個人防護はどこまで必要か?

保険者との現状把握や意見交換

①保険者との情報共有と感染対応。介護支援専門員の団体と保健者との情報共有と話し合い。②マネージメントプロセスの緩和措置。厚生労働省による通知、保険者からの対応。③感染症への課題を明らかにしていく取り組み。行政と共に行うアンケート調査の実施、今後に何を備えていくかの検討。

状況把握の困難。利用者の生活の把握が難しくなった。要介護、要支援利用者における感染予防のための訪問拒否・訪問の自粛、電話での状態観察、家族への聞き取り、サービス間での情報共有、感染予防を徹底した訪問、担当者会議での短時間・少人数開催、ネット会議の活用、IⅭTの活用、状況把握が出来ないままに必要な対応が先延ばしになる。(高橋)