1980年代にアメリカからⅭⅭU導入されて、急性心筋梗塞の総死亡率は減少した。ⅭⅭU開設前は30%だったがⅭⅭU開設後15%になり、ⅭⅭU再潅流後は6%になった。
冠動脈疾患とは、冠動脈に異常が発生し、心臓に十分な血液が供給できなくなる病気で、冠動脈の動脈硬化が原因です。心不全になると、治療後に水がたまり生活の質(QOⅬ)低下します。高齢者にも患者数が増加しましたが若者(20~30代)も増加していて食生活の変化が原因です。悪い生活習慣が心筋梗塞の原因となります。心筋梗塞に良くない生活習慣は、食生活の欧米化、運動不足、食塩、飲み過ぎ、喫煙、糖尿病、高血圧、肥満、高コレステロールです。危険因子が重なると、心血管病の危険度が急激に高まります。ということは、心筋梗塞の90%は予防できます。
積極的な生活スタイルの改善。心筋梗塞予防10か条があります。①高すぎるコレステロールを見逃すな②朝の高血圧要注意③糖尿病放っておいたら悔い残る④予防にはタバコを止める意思を持て⑤アルコール控えめは薬、過ぎれば毒⑥お食事の塩分控えめに⑦体力に合った運動続けよう⑧万病の引き金になる太りすぎ⑨おじいちゃんお父さん心筋梗塞要注意⑩お薬は勝手にやめずに相談を
高すぎるコレステロール見逃すな!ⅬⅮⅬコレステロールが高いと心筋梗塞になりやすい。危険因子が多いほどコレステロール治療の目標値は厳しくなります。狭心症・心筋梗塞を起こした場合悪玉ⅬⅮⅬコレステロールの目標値は厳しくなり100未満。糖尿病・慢性腎臓病・脳梗塞・末梢動脈疾患ある場合120未満。高血圧・喫煙・年齢などのリスクある場合140未満。リスクほとんどなしの場合160未満。
脂肪摂取量が50年で約3倍に増加しています。特に1965年から1975年が増加していて、マクドナルドが日本にできた年です。食生活に気をつけて、コレステロールを減らしましょう。コレステロールを下げる食生活のポイント。食べ過ぎ注意。標準体重を目標に。・・・身体活動量に合った適切なエネルギー量の摂取。栄養素は偏らずに配分良く・・・脂肪は20~25%、コレステロール摂取量は1につ200mg未満、魚(特に青魚)を増やし、肉類・乳製品・卵は控えめに、炭水化物は50~60%、野菜・果物・大豆・海草・雑穀などの食物繊維を十分にとる、お酒は適量に(日本酒なら1合まで)高橋)