心のふれあいをすすめる会」の講演会に行きました(第5回)

心のふれあいをすすめる会」の講演会に行きました(第5回)

ピアサポートはリカバリーしたい仲間たちを応援していきます。自立訓練(生活訓練)は毎日、ご飯を作ったり、掃除をしたり、普通の生活を体験します。みんなで、映画に行ったり、買い物に行ったりして、楽しみながら訓練をします。諦めないでご本人の希望に沿った支援をする、どんな人もリカバリーできる!就労移行支援(ピアサポーター育成就労支援)もピアサポーターです。私たちの夢・・・私たちは同じ病を持ち、デイケアメンバーとして通い「るえか式心理教育」をうけていたので、共通言語があります。

将来的にはひだクリクックのピアサポーターが日本全国のピアサポーターの目標とされるように道を切り開いていくようです。るえか式ピアサポートを展開する予定だそうです。統合失調症の当事者の力を利用していくそうです。専門家にはわからない就労の苦労や葛藤が当事者にあることを伝えていきます。専門家意識を覆したいと思っています。私たち私たちの願いは、ピアサポーターを専門職にして、医療機ぎょうしょ関や福祉健常者と同じ立場で働けることです。

私たちのこれから目指すもの・・・私たちは、現在は障害年金も切られています。一人暮らしの自分には経済的にきついこともあります。でも、生活のために働き、その中で生きがいを感じるという普通の当たり前の生活が手に入りました。私たちは、心理教育や就労支援に出会っていなければ、今も実家でおかあさんを困らせ、年金支給日になるとおこづかいが入ったと思って買い物に行く、そんな生活をしていたのではないかと思います。わたしたちが受けた支援を今度は、私たちの事業所の利用者さんに伝えようと思っています。

統合失調症患者さんは普段慣れ親しんでいる環境の中で治療するのが望ましい。ただ、単に統合失調症というだけで入院させるべきではない。明確な入院適応がある場合に限る。退院が早期になればなるほど予後がよい。すべての患者さんに何時でも仕事を提供できる体制をととのえるべきです。十分な娯楽の機会を提供できるように配慮するべき。

今までの視点を変えるには・・・今までの既成概念や、常識を考え直すことそれは、精神障害者が自分で考え、自己決定し、自立することにつながります。私たち支援者に求められることは、地域で当たり前に生きることに主眼を置いて、支援の展開をすることではないでしょうか。(高橋)