都立大塚病院の公開講座に行きました(第4回)

都立大塚病院の公開講座に行きました(第4回)

薬物療法としては、⓵痛み止め(消炎鎮痛剤)には飲み薬と張り薬・塗り薬があり、飲み薬は長期使用では副作用に注意が必要で張り薬と塗る薬は皮膚から痛み止めの成分が吸収されます。しかし変形を治す薬ではありません。⓶関節注射ではヒアルロン酸注射があります。関節軟骨を保護(潤滑油!)し、滑膜の炎症を抑える痛み止めと同等の効果があります。疼痛の緩和・水腫の改善(初期関節症に)が期待されます。その他弱オピサイド(トラマドール)アセトアミノフェンの作用機序は疼痛閾値を上昇させ、痛みの伝達を抑制して、痛みの抑制を高めます。サプリメントはいろいろありますが、初期の関節症の疼痛緩和に有効とされているが、効果に関しては、証明されていません。軟骨成分はコラーゲン、ヒアルロン酸、コンドロイチン、ケタラン硫酸など様々な成分からできていますが、飲んだものが軟骨になるとは考えにくいとのことでした。 保存方法でもよくならない場合、軟骨や骨がなくなってきたり、痛みや歩行障害が悪化した場合は手術療法を考えます。手術は高位膝骨骨切り術は膝骨を骨切りし、角度を変えて固定する、膝関節が痛い場合の手術と人工関節置換術があります。 人工関節置換術とは、悪くなった関節に人工の関節を入れる手術で、材料はコバルトクロム合金、チタン合金、セラミック、ポリエチレンなどで、痛みを取り除く根治治療です。人工関節置換術の効果をしては、⑴痛みがなくなる⑵動きが得られる⑶足の長さや外見上の矯正⑷違和感もない(入っていることを忘れる)⑸痛かった関節を元に戻す以上の効果で痛みのない歩行ができて生活の質(QOL)が向上します。特に股関節、膝関節は歴史が古く、技術が発達しているそうです。 人工股関節の合併症は脱臼、感染、摩耗(ポリエチレンがすり減る)ゆるみ(骨と金属の間が緩む)深部静脈血栓症、肺塞栓症がありますがそれぞれの対応はしていくそうです。 人工股関節置換術の効果としては、⑴痛みがとれ、動きも得られる、⑵足の長さの調整⑶痛かった関節を元の状態に戻す⑷違和感もなく、自分の関節同様に使える以上で、痛みのない歩行ができるそうです。(高橋)