心筋梗塞は予防できる病気です。体力に合った運動をつづけましょう。街中は無料のジムです。「ジム」に通うなど、特別なことをするのではなく、日常生活に運動を取り入れましょう。自動車に乗らず歩いてみる、エレベーターに乗らず階段を利用してみる。自転車をこいだりする。適度な運動は生活習慣病を改善させ、心筋梗塞の予防につながります。高血圧の人は散歩、ジョギングなどの有酸素運動(60分x週3回、または、毎日30分)により血圧が低下。糖尿病の人は血糖値の低下。肥満の人。脂質異常症の人は善玉コレステロールの増加。万歩計をつけよう。日頃の運動不足を再確認するために、万歩計をつけて、鈍った体に活を入れましょう。日本人の1日当たりの平均歩行数は男性が7753歩で女性が7140歩です。目標は1000歩増加で厚生労働省が掲げたのは、男性が9200歩で女性が8300歩です。100歩増加させるには、徒歩約10分増やす様にしましょう。歩行距離は600~700m程度です。
万病の引き金になる太りすぎ。肥満は様々な生活習慣病の原因です。食生活や運動不足を見直して、減量を目指しましょう。内臓脂肪は溜まりやすいが燃焼しやすく、皮下脂肪は溜まりにくいが燃焼しにくい。内臓脂肪型肥満の人は、注意が必要です。メタボリックシンドロームの診断基準は、腹部肥満;ウエスト周囲径が男性85cm以上、女性90cm以上+脂質異常・血圧高値・高血糖の3項目のうち2項目以上です。内臓脂肪を減らす基本は、まずは「運動療法」そして、食事療法も含めた生活習慣の是正が大切です。
心筋梗塞は遺伝します。自分のリスクを減らすしかありません。心筋梗塞予防のためには、治療継続が重要です。お薬は勝手にやめずに相談しましょう。1に運動、2に食事、しっかりと禁煙、最後にクスリ。薬を飲む習慣が心筋梗塞を予防します。心筋梗塞のリスクは肥満、糖尿病、高血圧、コレステロール、男性、加齢、家族歴、メタボリックシンドローム、喫煙、ストレスです。
全身の動脈硬化(血管の老化)を予防しましょう。脳梗塞、1過性脳虚血発作(TIA)、心筋梗塞による突然死、狭心症、慢性腎臓病による血液透析、下肢閉塞性動脈硬化症。生活習慣の改善で血管が若返ります。(高橋)