日本橋歯科医師会の講習会に参加しました

日本橋歯科医師会の講習会に参加しました

先日、日本橋医師会、日本橋歯科医師会、日本橋薬剤師会の三師会があり、参加しました。 内容は歯周病と動脈硬化についてでした。「近年歯周病と動脈硬化の関連性が、示され、口腔内衛生の重要性が全身管理に重要な役割を果たすことが指摘されています。歯周病が動脈硬化を促進するメカニズムにはいくつかの説があり、⑴口腔内の歯周病原性細菌が血流にのって心臓に到達して、慢性炎症を悪化させる。⑵口腔内で歯周病原性細菌を取り込んだ免疫担当細胞が心臓に到達して、慢性炎症を悪化させる。⑶歯周組織での慢性炎症によるメディエーターが心臓に到達して、慢性炎症を悪化させる。のいずれかであるといわれています。歯科医院における日常臨床においては、心筋梗塞などのリスクを下げるために、また心筋梗塞の再発を防ぐための適切な歯周治療が必要です。メカニズムを正確に理解して、患者さんへの説明、治療にお役にたてていただければと思います。」 ところで、口腔内細菌の数はどのくらいでしょう?腸内細菌が195万個で口腔内細菌は56万個です。 症例の1つに歯周病の治療をして口腔内細菌の数を減らした患者さんの頸動脈の肥厚が改善されたということでした。歯周病の治療として、歯周ポケットの治療をすると、血流依存性血管拡張反応の改善に働くということでした。 症例の2つに歯周病の治療をすると、HbA1Cの値が7,0から6,2に減少して、心筋梗塞も再発せず、経過良好ということでした。   このケースから学んだことⅰ心臓疾患の既往症を正しく知ることⅱ服用薬の問診をしっかりすることⅲそのほかの全身疾患(特に糖尿病)の問診をとることⅳ全身疾患の状態に合わせて、歯周治療の時期を決めること 以上がまとめの報告でした。(高橋)